没後55周年記念公開

月桂冠
8月27日(土) 新宿K’s cinema 先行上映 全国順次公開

稀代の世界的ロックバンド“ザ・ローリング・ストーンズ”の創始者で初代リーダー、ブライアン・ジョーンズ。
僅か27歳で終えた彼の波乱に満ちた生涯、そして謎に満ちた死について関係者の証言をもとに紐解いていく――

1960年代半ば、ザ・ローリング・ストーンズの初代リーダーとしてバンドとともにブリティッシュ・ロック・シーンを駆け上り、トップ女優アニタ・パレンバーグとの交際で注目され、スウィンギン・ロンドンを象徴する存在の一人として燦然たる地位を確率したブライアン・ジョーンズ。だが、彼の行き過ぎたライフ・スタイルと悪評がその後の人生を狂わせていく。1967年、シーンがドラッグに蝕まれはじめると彼もその闇に溺れていく。当局とメディアから格好のターゲットとして追われ、ブライアンは暴走していき、結果ストーンズとしての威厳もアニタも失うこととなる。2年後、彼は自宅のプールの底で発見された。検視結果は「不慮の事故による死」。

若き彼の死はその後の”27クラブ”の嚆矢となる。没後から現在まで、彼の死は他殺によるもので、その真実は隠ぺいされたのだという陰謀説が数多く浮上している。そしてそういった説を証明する数々の証拠も見つかっている。本作でもまた、生前のブライアンをよく知る人物たちの声により、その疑惑を掘り下げていく。監督は音楽ドキュメンタリーの名手ダニー・ガルシア。

Cast & Staff

出演
ブライアン・ジョーンズ
アニタ・パレンバーグ
プリンス・スタッシュ・クロソウスキー(アーティスト)
ディック・テイラー(ザ・プリティ・シングス / ザ・ローリング・ストーンズ)
フィル・メイ(ザ・プリティ・シングス)
クリス・ファーロウ(歌手)
サム・カトラー(ストーンズ・ツアーマネージャー)
フォルカー・シュレンドルフ(『A Degree of Murder』監督)
ズーズー(歌手/女優)
クレオ・シルヴェストル(歌手/女優)
スティーヴン・ウーリー(『ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男』監督)
ギャレッド・マンゴゥヴィッツ(写真家)
ヴァレリー・コーベット(ブライアンの第2子の母)
バーバラ・アンナ・マリオン(ブライアンの娘)
and more
監督
ダニー・ガルシア

『ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ』『SAD VACATION ザ・ラスト・デイズ・オブ・シド&ナンシー』『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』

製作
ニック・レイノルズ、パトリック・マック、ダニー・ガルシア
音楽
ディック・テイラー&ザ・レッド・スクワール、アラバマ3、ジョン・ペリー 他
2020年/スペイン/英語/98分/カラー/16:9/ステレオ
原題
Rolling Stone: Life and Death of Brian Jones
配給・宣伝
CURIOUSCOPE

Director

ダニー・ガルシア

ダニー・ガルシア

90年代のスペイン音楽を取り扱う雑誌のライターとして活動をはじめ、その後米雑誌「High Times」など、数々の雑誌の記事を手掛ける。その後映像制作にも携わり、2000年にはバルセロナのローカルTV局BTVでドキュメンタリー・シリーズのプロデューサー兼監督として活躍。

2012年、ザ・クラッシュのバンドの誕生から崩壊までを追ったドキュメンタリー『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ザ・クラッシュ』で映画監督デビュー。センセーショナルな作品として本作は世界各国で話題を集めた。2014年にはニューヨーク・ドールズの伝説的ギタリスト、ジョニー・サンダースの生涯を追ったドキュメンタリー『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』を発表。本作は米ビルボード・音楽DVDチャート10位内ランクイン、スウェーデンと日本では堂々のセールス1位を獲得する。2016年には各国の映画祭で賞賛されたシドとナンシーのドキュメンタリー『Sad Vacation ザ・ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』が各国で公開された。

この三作品はCBGB映画祭(NY)、カナディアン音楽ウィーク(トロント)、CIMM(シカゴ)、サウンド・アンシーン(ミネアポリス)、ドント・ノック・ザ・ロック(LA)、Doc N’ Roll(ロンドン)、トランスミッション映画祭(マドリード)、L’Etrange(パリ)、GrauZone(アムステルダム)、リール映画祭(トロント)、ポートベロー国際映画祭(ロンドン)など数々の映画祭で公式上映されている。『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ザ・クラッシュ』はコニーアイランド映画祭(NY)で、『Sad Vacation ザ・ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』はドック・オブ・ザ・ベイ(サンセバスティアン)で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。

2019年には本作『Rolling Stone ブライアン・ジョーンズの生と死』と『スティーヴ・ベイター ロックにすべてを捧げた男 その短すぎる生涯』を二作品続けて発表。コロナ禍中に完成した作品『ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ』は2023年に日本で公開された。最新作はチェルシー・ホテルの謎に迫ったドキュメンタリー『Ghosts of the Chelsea Hotel』。

Theater

地域 劇場 公開日程
東京 新宿K's cinema 1/27(土)~2/23(金・祝)
京都 アップリンク京都 3/8(金)~3/21(木)
福岡 KBCシネマ 2/6(火)、2/8(木)、2/15(木)【ONE SHOT CINEMA】
大分 別府ブルーバード劇場 4/5(金)~4/11(木)